少々取り紛れて、更新が遅れてしまいました。
今日は、院内のこだわりポイントをご紹介しようと思います。

内装をお願いする会社が決まって、初めて顔合わせをして最初にお願いしたこと。

私 「(鼻息荒く)初対面で恐縮なのですが、ここだけは絶対譲れないというポイントがいくつかあります。」
設計士・内装会社社長 「(身を乗り出して)何でしょうか? 何でもおっしゃって下さい。」
私 「トイレなんですが・・」

まず第一に、鏡は水しぶきが飛ぶような所にあってはならない・・なぜなら鏡にウロコ汚れが残っちゃって見苦しくなるから。

そして、便座にフタは不要・・なぜなら、使用後に開けるべきか閉めるべきか悩んじゃうし、故障&汚れポイントが増えてしまうから。

設計士の先生も内装会社の社長さんも、一瞬目が点でしたねぇ。
何百件もクリニックの内装をしてきていますが、そんなことを言われたことはありません・・って。
あれ、そうなの??

お家のトイレは、可愛い便座フタ用のカバーもあったりして、インテリアとしてのお楽しみもあるでしょうが、公共施設のトイレ便座にフタは不要ではないかと常々思っていたところ、やはりそう思う人も多いのか、最近新しく出来た商業施設や公共施設のトイレには、便座フタがないのです!
皆様、お気づきだったでしょうか?

正に我が意を得たりと思い、そういうトイレを利用する度に「うんうん、やっぱりそうだよねぇ!」と、悦に入っておりました。
そして、自分のクリニックにも是非導入しようと考えて、上記申し出につながった訳ですが、まだまだ少数派だったようですね。。

ですが、信念を曲げずに押し通し、当院のトイレには便座フタがありません。
おかげで、非常に掃除もしやすく、常にクリーンな状態を保つことが出来ています。
しかも、大腸内視鏡検査をおこなうことを念頭に置いて、患者さん用のトイレを二つ用意しています。
検査の前準備では、来院後に腸管洗浄液を2リットル近く飲んで頂く必要があり、頻回にトイレに行って頂くのに、不快なトイレでは申し訳ない!
ということで、ペーパーもソフトなダブル巻にこだわってみました。

車いすも対応できる大部屋トイレには、通常の便座付きトイレに加えてメンズの小便器も設置し、扉にはその存在を示す可愛いサインもあしらっています。
デザイナーさんに無理を言って探してもらった、かなりいい感じのサインで、お気に入りです。

以上、院内のこだわりポイント:トイレ事情についてのお知らせでした。
ご来院の際には、是非お確かめ下さいませ。